- ついついSNSで他人のキラキラした部分ばかり目についてしまう
- 自分には何もないような気がして焦ってしまう
- どうすれば幸せになれるか分からなくなっている
今日は、こんな悩みを解消する記事になっています。
「他人との比較癖」を減らしていかないと、自分にあるものに目がいかなくなってしまい、自己肯定感の低下や人生の幸福度の低下につながってしまいます。
特にSNSが普及している現代では、手軽に他の人の生活や人生の一部が毎時間のように垣間見ることができるようになったことで、他人と自分を比較してしまう機会が増えています。
そんな中でどうやったら他人との比較癖を治し、自分に今あるものに目を向けられるようになるのか、以下でお話していきます。
目次
SNSと幸福度の関係
The Happiness Research Instituteが「SNSと幸福度の関係」を調査したところ、SNSを使い続けた人はストレスを感じやすい心理状態にあったのに対し、SNSの使用をやめた人は幸福度が上がることが分かったそうです。
人は無意識のうちに、他人のキラキラした部分と、今の自分に足りないものを比較して「やっぱり自分はダメなんだ…」と落ち込みがちです。
- この人はこんなに背が高いのに、自分は…
- 高級車に乗っていて羨ましい。それに比べて自分は…
- 素敵な恋人がいて良いな。自分は…
- ボーナスが年2回もあって羨ましい。自分なんて…
こんな風に、つい他人のキラキラした部分と自分を比べて落ち込んだ経験はありませんか?
僕自身、大学生の頃からSNSの使用頻度が高く、他人と比較しては落ち込むということがとても多かったです。
SNSで他人のキラキラした部分と自分のダメな部分を比較しては落ち込み、その愚痴や悩みをSNSで吐き出すという悪循環をずっと続けてたからこそ、「他人との比較癖」を何とか減らして楽になりたいともがき、今の僕がいます。
隣の芝は青く見えてしまう
他人と比較するとき、「自分が今満ち足りている部分」と「他人が悩んでいる部分」を比較することはあまりありません。
一方で、自分のコンプレックスや今悩んでいる部分と、それをもう持っている他人の長所やキラキラした部分ばかり比較してしまうことで、「自分はダメなんだ…」と思いこみ、自己肯定感の低下につながります。
自己肯定感というのは、今の自分にOKを出してあげる・自分を認めてあげる気持ちのことです。
自己肯定感の高め方については以下の記事でお話しています。
ここで「隣の芝は青く見える」ということを踏み込んで考えてみて欲しいのですが、あなたにとって隣りの芝が青く見えるように、誰かにとってはあなたの芝が青く見えているんです。
「僕の生活なんて誰も羨ましいとは思わないだろ」と思うかもしれませんが、もしかしたらあなたが羨ましいと思っている誰かも同じように「僕の生活なんて…」と思っているかもしれません。
そして、あなたのどこかのキラキラした部分を見つけては「羨ましい」と思っているかもしれません。
他人と比較して落ち込みそうになった時は、この想像力を働かせてみてください。
そうして、「他人のキラキラした部」から「今自分にあるもの」に意識を徐々にシフトしていくことがとても大事です!
自分の軸を見つけていないとSNSは危険!?
他人と比較して「自分に今ないもの」にばかり意識がいって落ち込んでしまうのは、自分にとって何が大切で、どう生きたいかという自分の価値観(人生のコンパス)が明確になっていないからです。
価値観 = 自分の生きたいと思う人生の方向を指し示すコンパスのようなもの
他人との比較癖が強い人が価値観が明確になっていない状態でSNSを使用していると、どんなことが起きるでしょうか?
- 恋人と楽しそうに過ごしている人
- バリバリ仕事をしている人
- 転職活動を頑張っている人
- 親孝行している人
- 高級車に乗っている人
- 大都会のタワマンに住んでいる人
- 大自然に囲まれた落ち着く家に住んでいる人・・・
自分がどう生きたいかが明確になっていないと、とにかく他人のすべてがキラキラして見えて、自分はダメダメだと思い込んでしまう。
自分がどう生きたいかますます分からなくなってしまい焦りと不安が募るばかり。
・・・そうして、ますます自己肯定感が下がってしまいます。
まずは他人と比較する時間を、「自分に向き合う時間」に変えてみてください。
他人ではなく「自分の過去」と向き合え
自分の価値観を見つけるときは、他人との比較ではなく、「自分の過去」と向き合うことを強くオススメします!
なぜなら、「隣の芝は青く見える」ように、他人の生活はどうしてもキラキラして見えてしまうから。
あなたが「こう生きたい!」と本心で思っている生き方とはかけ離れていても、他人だとどうしてもキラキラして見えてしまい、「良いなぁ」「羨ましいなぁ」「自分もこんな風に生きれたらなぁ」と生き方に迷いが出てしまいます。
それに対して自分自身の過去はどうでしょうか?
他人の生活は経験していないので「こう生きられたらなぁ」というのは想像でしかないですが、過去の自分と向き合うことは実際に自分が経験してみて「楽しかったこと」「幸せだったこと」です。
過去から価値観を見つけるワーク
今までの人生の中で、最高だった時期を3つ以上思い返してみてください。その最高だった時期について、それぞれ以下のことを書き出してみてください。
★それは、どんな時ですか?
★その時、どんなことをしていましたか?
★その時、どんな環境でしたか?
最高だった時期の共通点を洗い出してみてください。
「最高だった時期」はあくまでもあなたにとっての「最高の時期」で、他人がどう思うかは関係ありません。
価値観を見つけた後の最強SNS活用法
この記事で、「SNSを見る時間が長いと他人と比較してしまい自己肯定感が下がる」「価値観が明確になっていないと、SNSを見てますます迷子になってしまう」というお話をしてきました。
ただ、SNSも悪い面ばかりではありません。むしろ、価値観を見つけた後に使えばとっておきのツールにもなります。
自己理解を通して自分の価値観(どう生きたいか)を明確にした後、SNSで自分の価値観に近い人を探してみてください。
そうすると、「あぁ自分もやっぱりこういう生き方がしたいな!諦めたくないな!」という良い刺激になります。
自己実現していく上で「環境」は非常に大切です。
自分の軸を見つけた後に、自分の価値観に近い人の言葉や生活に触れることは、自分のモチベーションにも繋がり、「どうしたら価値観に沿った生き方ができるのか」ヒントにもなります。
まとめ
- 他人との比較癖は、「自分に今あるもの」が見えなくなって自己肯定感が下がってしまう
- SNSを使うときは「隣りの芝は青く見える」ことを認識した上で上手に使おう
- 自分の価値観は他人ではなく、過去の自分と向き合うことで見つけよう